B 『後藤野−最北の特攻出撃基地ー』
             1995年発行 川嶋印刷(株)
                

東北地方昭和史の空白を埋める!

12万青少年の勤労奉仕でつくられた飛行場から、飛び立った特攻機は帰って来なかった。

【目次より】

第1章 誘 致
 1 きつねだて
 2 いくたびか戦場となった後藤野
 3 飛行場献納運動
 4 長沢賢次郎陸軍少将
 5 誘致合戦は後藤野に軍配

第2章 建 設
 1 単身で陸軍省に乗り込んだ青年
 2 勤労動員による飛行場建設
 3 秩父宮を迎えての飛行場献納式
 4 終戦まで続けられた勤労動員
 5 後藤野で行われた朝鮮人強制労働

第3章 特 攻
 1 陸軍航空整備学校演習部隊
 2 熊谷陸軍飛行学校岩手分教所
 3 人命軽視の特別攻撃隊
 4 飛行場で行われた特攻隊出陣式
 5 涙で踊った鬼剣舞

第4章 出 撃
 1 陸軍特別攻撃隊神鷲第二五五隊
 2 最後の宿舎となった花巻
 3 後藤野空襲で爆死した少年
 4 東の空へ飛び去った特攻機
 5 エンジン不調で帰還した加藤機
 6 太平洋上に出た吉村機と渡邊機
 7 竹槍を持ってかけつけた警防団員
 8 あれは友軍機の音だ

第5章 敗 戦
 1 無常の雨
 2 金ヶ崎飛行場と小山飛行場
 3 特攻専用機『剣』のテスト飛行
 4 三人の遺骨を抱いて黒磯へ帰還
 5 アメリカ兵が来て飛行機を爆破

第6章 再 生
 1 銃を鍬に持ち替えた飛行場兵
 2 保安隊誘致反対運動
 3 『もの言わぬ農民』から『もの言う農民』へ

第7章 群 像
 1 後藤野飛行場最初の犠牲者・佐藤 満
 2 ユークリッド幾何学に愛をこめた・吉村公男
 3 燃料はあと三十分と打電した・石井 博
 4 文句を言わずに死のうじゃないか・渡邊秀男
 5 岩手弁の通訳をした薄幸の通信兵・佐藤仁三
 6 最長飛行のベテラン操縦士・鈴木紀生
 7 最後まで開拓にとどまった・柏葉 清


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